雛人形は、古くからお子様の健やかな成長と幸せを願う親心とともに、時代に合わせて姿を変えてきました。その歴史を紐解き、雛人形の奥深い魅力を探ってみましょう。
雛人形の起源
形代(かたしろ)
・古代、3月の上巳節会(じょうしのせつえ)に、草や木で人形(ひとがた)を作り、子供の体を撫でて災厄を移し、川に流していました。これは、子供の健やかな成長を願うものでした。
天児(あまがつ)・這子(ほうこ)
・幼児の枕元に置かれ、病気や災厄から守り、成長を願うお守りのような存在でした。
雛人形の発展
立雛(たちびな)
・天児が男の子、這子が女の子とされ、一対のお雛様の原型となりました。
室町雛
・現在の内裏雛に近い形となり、丸顔に細い目、小さい鼻と口が特徴です。
寛永雛
・江戸時代の三代将軍家光の時代に作られ、以降の雛人形の原型となりました。
享保雛
・江戸時代の享保年間に流行し、大型化が進みました。
次郎左衛門雛
・京都の雛屋次郎左衛門が創始し、雛人形の本流として重んじられました。
有職雛(ゆうそくびな)
・公家の社会で飾られ、装束は有職故実に忠実に再現されました。
現代の雛人形
・時代とともに形を変えてきましたが、どの時代も親御様の願いが込められた大切な人形であることに変わりはありません。
・真多呂人形会館(ショールーム)では、様々な時代の流れをくんだ、雛人形を取り扱っております。